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NGS(次世代シーケンス)におけるカバレッジとは

下記の記事でリード数とカバレッジの違いに関して簡単に説明しましたが、本記事ではNGS(次世代シーケンス)におけるカバレッジに関して、より詳細に解説します。 上記の記事でも解説しましたが、NGSにおけるカバレッジは、あるポジションや領域でリー...
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RNA-SeqにおけるrRNAの除去方法(rRNA depletionとPoly(A) selection/enrichmentの比較)

RNA-SeqによりRNA配列を解析したいと考えても、実際のRNAには様々な種類が存在し、異なる割合で存在します。特にヒトなどの真核生物では、rRNA(リボソームRNA)は全RNA中の80%以上存在するため、予めrRNAを除去しておかないと...
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ロングリードvsショートリード

NGS(次世代シーケンス)では、解析したい配列に対して何度も配列断片を取得していきます。その配列を読む長さをリードと呼び、現在NGSで最も主要なIllumina社機器のシーケンサーでは、リードの長さ(リード長)が数百塩基となっています。 し...
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ストランド情報を保持したライブラリーの作製手順

前回の記事ではストランド情報に関して解説しました。 本記事では実際にストランド情報を保持した(ストランド特異的/strand specific)ライブラリーの作製手順を紹介します。 最初にストランド情報を保持しない場合の一般的な手順は下記に...
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NGSアダプターに必要なオリゴヌクレオチドの精製

NGSのアダプターはkit品として購入する場合が多いかと思いますが、実験をカスタムしたい場合や、論文に従い実施する場合は、カスタムオリゴヌクレオチド(以下オリゴ)として購入する必要があります。 その際に決める必要のある条件の一つがオリゴの精...
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indexの種類とindex hopping(インデックスホッピング)

最近ではNGSに使用されるindexは、Unique Dual Index(UDI)と呼ばれるものが多くなりました。本記事ではUDIなどindexの種類と違い、またUDIの利点を知る上で重要なindex hoppingに関して解説します。 ...
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分子バーコードとDuplex Sequencing

以前に下記の記事で分子バーコード(UMI: Unique Molecular Identifier)に関してご紹介しました。 実はUMIは2本鎖形式にすることで、より低頻度の変異を正確に解析できるようになります。 本記事では2本鎖UMIの手...
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NGS(次世代シーケンス)における分子バーコード(UMI)の利用

近年NGS(次世代シーケンス)では分子バーコード(Unique Molecular Identifier、UMI)と呼ばれる技術が広まっています。NGSではPCRやシーケンスのエラーが発生するため、特に低頻度の変異を検出する場合に限界があっ...
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プローブキャプチャー vs アンプリコンシーケンス

ターゲットシークエンスは、特定の配列に絞ってシーケンスを行う手法です。関心のある領域をより詳細に解析でき、余計な領域分にコストをかけず、解析の手間を減らすことが出来ます。ターゲットシークエンスの一般的な方法は、プローブキャプチャーとアンプリ...